診療案内

糖尿病

糖尿病は、摂取した糖を細胞が取り込む時に必要なホルモンである、インスリンの働きに異常が生じたことが原因となって起こる病気です。インスリンの産生や分泌が不足したり、インスリンの作用が低下してしまうと、血液中のブドウ糖濃度が高まり、高血糖状態となります。一定以上の高血糖状態では、尿に糖が排泄され、糖尿病とはまさにその状態をさすものです。 牧畜を長年行い、肉や乳製品といったインスリンの作用を低下させる食品をとり続けてきた欧米人に比較して、われわれアジア人は農耕、漁業といった手段で食品を得てきたため、膵臓のインスリン分泌能が低い傾向があるとされています。 そのため、近年の欧米化した食生活によって、アジア圏には世界の糖尿病患者の約半分が集中するほど、アジア人は糖尿病に脆弱な存在です。 糖尿病を放置してしまうと、網膜症、腎症、神経障害といった細小血管の障害のほか、脳梗塞や心筋梗塞といった大血管の障害、いわゆる合併症が発生、進行してしまいますが、合併症が進行して重篤になるまで、酷い自覚症状を来すことは少なく、このことが治療機会を逃す一因となっています。しかしながら、早期に治療を開始すれば、治療効果が得られやすいばかりでなく、長期的に合併症が生じる確率を減らすことができるなど、非常に有益であることがわかっています。病気をいたずらに怖がることなく、食事療法や運動療法、薬物療法などをきちんと行い、血糖値をうまくコントロールして合併症を防ぐことが重要です。

橋本病(慢性甲状腺炎)

橋本病は、九州大学の外科医であった橋本策(はかる)博士が1912年(大正元年)に、世界で初めてこの病気を医学雑誌で報告したために、同士の名前にちなんでつけられた病名です。 橋本病は「慢性甲状腺炎」と呼ばれるように、自己抗体による刺激のため、甲状腺に慢性の炎症が起こる病気です。 甲状腺の病気は、どれも女性の方がかかりやすいのですが、橋本病は甲状腺の病気のなかでもとくに女性に多く、男女比は約1対20〜30近くにもなります。また年齢では20歳代後半以降、とくに30、40歳代がほとんどです。甲状腺に炎症がおこった結果、甲状腺機能が低下し、むくみや脱毛、便秘といった症状が生じることや、甲状腺が腫大してきて気づかれることが多いのですが、機能がほとんど低下せず、特に治療を必要としないケースも多いのが特徴です。しかしながら、橋本病は頻度こそ高くないものの、悪性リンパ腫の発生母地となりうるため、定期的に超音波検査を行い、リンパ節の腫大や増悪がないのか確認することも大切です。

雇入れ時の健康診断(保険外診療)

1 既往歴及び業務歴の調査
2 自覚症状及び他覚症状の有無の検査
3 身長、体重、腹囲、視力及び聴力の検査
4 胸部エックス線検査
5 血圧の測定
6 貧血検査(血色素量及び赤血球数)
7 肝機能検査(GOT、GPT、γ―GTP)
8 血中脂質検査(LDLコレステロール,HDLコレステロー ル、血清トリグリセライド)
9 血糖検査
10 尿検査(尿中の糖及び蛋白の有無の検査)
11 心電図検査

健診料金 16,000円(診断書作成料・消費税込)

東大阪市特定健診(国民健康保険)

受診券をお持ちの方は、随時受け付けておりますでのご連絡ください(TEL:06-6720-3105)。

その他、定期健康診断(保険外診療)

定期健康診断やその他希望項目のみでの健診も承ります。お気軽にご相談ください(TEL:06-6720-3105)。

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9:00〜12:00
17:00〜19:00

【休診日】火曜午後・木曜午後・土曜午後・日曜祝日